詩の賞

詩集におくられる文学賞、受賞作品についてまとめています。

2019-10-10から1日間の記事一覧

第10回鮎川信夫賞|2018年(平成30年)

受賞 中尾太一『ナウシカアの花の色と、〇七年の風の束』 2018年(平成30年)5月、書肆子午線 多くの書き下ろし作品からなる全20篇を収録しています。重層化された中尾詩学の奥底に潜む抒情の創痍。その新たな展開を示す待望の新詩集です。 書肆子午線ホーム…

第14回三好達治賞|2018年(平成30年)

受賞 上手 宰『しおり紐のしまい方』 2018年(平成30年)6月、版木舎 上手 宰『しおり紐のしまい方』 「版木舎」という社名は出版社にしては聞きなれませんが、それもそのはず、ポスターやパンフレットなどを制作している会社でした。そのため、この書籍につ…

第21回小野十三郎賞|2019年(平成31年)

受賞 犬飼愛生『stork mark』 2018年(平成30年)8月、らんか社 生まれ変わっても、もう一度「女」に生まれたいですか? 前作の第二詩集『なにがそんなに悲しいの』の発刊後、一児の母となった著者11年ぶりの新刊詩集。表題作『stork mark』をはじめ、母とし…

第24回中原中也賞|2019年(平成31年)

受賞 井戸川射子『する、されるユートピア』 2018年(平成30年)9月、私家版 中原中也賞受賞の第一詩集、二二編。 青土社ホームページより 井戸川射子『する、されるユートピア』 受賞したのは2018年9月に刊行された私家版ですが、2019年8月には青土社よりあ…

第26回萩原朔太郎賞|2018年(平成30年)

受賞 中本道代 『接吻』 2018年(平成30年)7月、思潮社 広島での幼少期、父母の記憶、戦争の傷痕、何世代もの夢。長い時間を包含し、生けるものたちの愛と痛みを見つめる。10年ぶりの新詩集。 思潮社ホームページより 中本道代 『接吻』 中本道代(なかもと…

第37回現代詩人賞|2019年(平成31年)

受賞 齋藤 貢 『夕焼け売り』 2018年(平成30年)10月、思潮社 震災後の福島の悲惨を、詩人はしずかに見つめてきた。人としての自然を奪われた理不尽な現実に抗う、魂の声24篇。 思潮社ホームページより 齋藤 貢 『夕焼け売り』 東日本大震災で被害を受けた…

第49回高見順賞|2019年(平成31年)

受賞 時里二郎 『名井島』 2018年(平成30年)9月、思潮社 用済みになった人形やアンドロイドが余生を送るサナトリウムの島。過去―未来を貫いて、精妙にスタイルを変容させながら、多層的に織り上げられた、言語の島をめぐる探究の地誌。 思潮社ホームページ…

第69回H氏賞|2019年(平成31年)

受賞 水下暢也 『忘失について』 2018年(平成30年)10月、思潮社 記憶の底を照らし出す、29篇の明滅。第56回現代詩手帖賞受賞詩人の第1詩集。 思潮社ホームページより 水下暢也 『忘失について』 選考委員池田瑛子、伊藤悠子、斎藤貢、高橋英司、谷元益男、…